石垣島白保の珊瑚礁とその豊かな環境を次代に引き継いで行こう。真南風は、そんな願いからスタートしました。農薬に頼らない、環境と共生する農業を守ることが、引いては島の生態系の回復にもつながると考えています。
私たちはいつも考えています。
安定的な販売先を確保できれば、生産者はますます農業に意欲を燃やし、価値の高い商品を継続的に作ることができる。そうなればより多くの方々に島の幸を喜んでいただける。こうした流れを確立できれば、沖縄の農業はもっと元気になることでしょう。
生産者から卸し先、食べる人の気持ちまで細やかに目を配り、携わる全ての人々に恵みをもたらす存在になりたい。それが真南風の願いです。
沖縄の気候風土に適した栽培技術の情報は、島内でもまだまだ少ないのが現状です。真南風では講師・小祝政明氏(長野県)を招いての有機栽培勉強会や作り手同士の情報交換の場を生産者に提供しいます。
また、石垣島では古来の田んぼを舞台に、その豊かな生態系を調べる「田んぼの生きもの調査」を行っています。何気なく口にしている食べものの向こうにどんな世界が存在するのか、肌で感じる機会を大切にしています。