スタッフ紹介

京都事務所 取締役会長 夏目ちえ

3人の子の育児と仕事。数々の試練の先に見えたものがありました。
▲2000年夏 家族旅行で信州へ

女性のニーズを肌で感じる

京都のオーガニックスーパー「ヘルプ」での勤務が10年。そして真南風で10年あまり。無我夢中の日々でした。仕事を終えれば育ち盛りの子ども達への夕食作りが待っています。特に月に一度の沖縄出張前夜は、私が留守中の家族のため、大鍋での食事作りが欠かせません。また、手元に商品の野菜が残ったときはどうして料理しようか自然に考えます。

慌しい毎日の中、日々の食卓を預かる女性達はどんなことを望んでいるか、どうすれば食事の支度が楽しくなるか、身をもって実感してきたことが今の仕事につながっているのかも知れません。

夏目ちえ

生産者の言葉に背中を押され、二代目社長として出発

初代社長の魚住が圧倒的な存在感を残したまま急逝したのが2004年の初夏。その後を引き継ぐという大仕事を前に様々な想いが渦巻く中、私を前へ前へと突き動かすものがありました。「夏目さんがやめたら俺らもパインをやめるぞ」苦難を共にしてきたパイン生産者・平安名さんと池村さんの言葉です。魚住の代わりが私に務まるのか、真南風のこれからを案じる声があることも全てわかった上で彼らは何度も私を脅し続けてきました。今にして思えば、その言葉こそが「何があっても私が真南風を支えていく」という私の原動力だったのです。あれから5年あまり。志の高い生産者を始めとする数々の出会いに助けられて業績は少しずつ成長を遂げ、真南風はゆっくりと航海を続けています。

夏目ちえ

事業本部(沖縄)渡慶次 夏美(青果業務全般)

栽培の喜びや大変さを肌で感じていたい。だから自分でも畑をやりたいんです。

もっと前に進まねば!今は吸収の日々

庭で育てたバジルが初めて芽を出した時、「農家さんが感じているのはこの嬉しさかぁ」としみじみ喜びを噛み締めました。今はまだ未熟者で栽培の難しさなど具体的にわからないことも多く、自分自身の言葉に力がないのを歯がゆく感じています。ゆくゆくは農家さんに「栽培のこの部分が大変なら、こうしてみたらどうですか?」といった役に立つ提案ができる位まで、農業のことをもっと深く知りたい。そのためにも自分で畑をやってみたいんです。

真南風での仕事は任せてもらえる部分が多く、とてもやり甲斐を感じています。予定よりたくさんの野菜が収穫できた時など、自分なりにうまく采配して、皆さんが喜んで下さった時は「ヨッシャア!」と密かに机の下でガッツポーズしてます(笑)。

生産者との交流が日々の肥やしに

沖縄本島の出身ですが、大学卒業後は島を出て、東京で広告関係の仕事をしていました。ものづくりはずっと好きで、自給自足の世界にも憧れています。人と話すことはとても好きなので、農家さんとも交流を深めて、知らない世界をいろいろ教えてもらっています。中には親戚のように親しみを感じる農家さんもいて、畑を回るのはとても楽しみです。

嘉数尚子